【キッキング034】スパイラルキックオフの蹴り方:浮かせて捕りにくくする技術

キッキング

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【最初に読む】

キックオフで高さと距離に加えて「捕りにくさ」を狙う、浮遊・回転系キックの技術解説。NRL(ラグビーリーグ)で広まりつつあるスタイルで、ドロップキックや通常のキックオフとの違い、ボールの置き方・インパクトの位置など技術的なポイントを扱う。キッキングの引き出しを増やしたいキッカー向け。

練習内容

目安:1人〜 / 15分 / フルフィールド(キックオフ想定の縦距離が必要) / 用具:キッキングティー、ボール

この練習で使う用具:キッキングティー、ボール(PR・Amazonで確認できます)

セットアップ

キッキングティーにボールをセット。通常のキックオフとは逆向きに、ボールの低い側をターゲット(キッカーから見て前方)に向けて置く。シーム(縫い目)はターゲット方向に向けたまま、ボールをやや自分側に傾けて立てる。

キーファクター

  • 手で蹴るスパイラルキックとは異なり、ボールの内側(インステップ寄り)を捉えて回転をかける
  • まずは高さと距離を最優先で確保し、その上で浮遊・回転効果を狙う
  • ティーの向きを通常と逆にし、ボールの低い面をターゲットに向けてセットする
  • 蹴り足を止めずにターゲット方向へ体重移動・助走の勢いを使い続ける
  • ボールの下部を捉えてバックスピンをかけると、強い当たりでも浮いて捕りにくい弾道になる

よくある失敗と修正

  • ボールを回しすぎて芯を外し、距離が出ない→「まずは高さと距離を優先しよう!」
  • 助走の途中で止まってしまい威力が出ない→「最後までターゲットに向かって体を運ぼう!」
  • ボールを地面に擦ってしまい短く終わる→「ボールの下側をしっかり捉えよう!」
  • セット時にシームの向きを意識せず不安定になる→「シームをターゲットに向けてから傾けよう!」

声かけ例

  • まずは高さと距離を出すことを意識してみよう!
  • ボールの内側を捉える感覚をつかんでみよう!
  • 最後までターゲットに向かって勢いを運んでみよう!
  • 自分に合った置き方を色々試してみよう!

バリエーション

  • 通常のラグビーユニオン式ドロップキックから始めて、徐々にボールの向きを変えて挑戦する
  • まずは距離重視の蹴り方を安定させてから、回転・浮遊の要素を加える
  • ティーの種類(カット角度)を変えてボールの置きやすさを比較する

安全上の注意

  • キック練習は周囲に人がいない広いスペースで行い、着地点付近に人が立たないよう注意する
  • 新しい蹴り方は慣れるまで強く蹴りすぎず、フォームの確認を優先する
  • 繰り返しのキックで下肢(股関節・膝)に負担がかかるため、十分なウォームアップとクールダウンを行う

コーチのアドバイス

この技術は高さ・距離が土台にあって初めて効果を発揮するため、選手にはまず基本のキックオフ精度を固めさせ、その上で回転・浮遊の要素を段階的に加えさせるとよい。チーム戦術として採用する際はキッカーの個性に合わせて置き方を調整させたい。

出典

この記事は次の動画を参考に、当サイトが指導者向けに再構成したものです。
チャンネル:rugbybricks
https://www.youtube.com/watch?v=Aii5TrFZ_zs

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