【最初に読む】
コンタクト前の定番ドリル『パメル(組み合い)』は、実は多くのコーチが誤った形で指導しています。肘の使い方・足の運び・意識の持ち方を正しく理解することで、タックル前の準備運動としての質が大きく変わります。中学生以上のコンタクト導入・ウォームアップに向いています。
練習内容
目安:2人〜 / 5分 / 1組あたり2m四方程度
セットアップ
・2人1組でペアを作る
・組み合った状態(クリンチ)からスタート
・十分なスペースを確保し、互いに正対する
キーファクター
- 肘を高く、体に密着させてインサイドポジションを取る
- アンダーフックを取り合う際、同じ側の足を同時に踏み込む(same foot, same shoulder)
- 常に体全体を動かし、足を止めない
- 相手との密着を保ち、力任せに叩き合わない
よくある失敗と修正
- 肘が開いてしまい相手に簡単にインサイドを取られる → 『肘を締めて』と声をかけ、ダブルアンダーフックの奪い合いで自然に修正させる
- 上半身だけ動いて足が止まっている → 『足も一緒に動かそう』と声をかけ、踏み込みと同時に腕を差し込む意識を持たせる
- 組み合いが単なる胸の叩き合いになる → 『押すより,動かして』と伝え、体重移動でバランスを崩す練習に切り替える
- 頭が相手に近づきすぎて危険な体勢になる → 『頭の位置を確認しよう』と声をかけ、肩の上部で当たる意識を持たせる
声かけ例
- 肘を締めて、相手より先にインサイドを取ろう!
- 足も一緒に運んで、体全体で動こう!
- 押すんじゃなくて、相手のバランスを崩してみよう!
- 近くて強い姿勢をキープしよう!
バリエーション
- 難易度を上げる場合は制限時間内でアンダーフックの奪い合いを繰り返す
- 初心者向けにはゆっくりとしたテンポで足の運びだけを確認する
- ウォームアップとして短時間で複数回転させる形式にする
安全上の注意
- 頭同士が接触しないよう常に距離とポジションを意識させる
- 力任せに押し合わないよう、スピードよりも技術優先で行う
- 疲労が見られたら休憩を挟み、フォームの崩れを防ぐ
コーチのアドバイス
パメルは単なる『押し合い』ではなく、インサイドポジションと体の運びを学ぶ技術練習です。力任せにさせず、肘・足・密着の3点を意識させることで、タックル前の質の高い準備運動になります。
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出典
この記事は次の動画を参考に、当サイトが指導者向けに再構成したものです。
チャンネル:Learn to tackle
https://www.youtube.com/watch?v=6BMFhXwYVCY


