【最初に読む】
自陣22m付近からのエグジットプレーを、単なる無抵抗のチームランではなく、得点制のゲーム形式で行うことで、選手自身にリスクとリワードを考えさせながら意思決定力を養う練習。自陣からの脱出局面で判断の質を高めたいチームに向く。
練習内容
目安:16人〜 / 10分 / 自陣22mを含むフルフィールドの一部(自陣から相手10mライン付近まで) / 用具:ボール、マーカー(エリア区分用)
セットアップ
フィールドを自陣22m〜相手10mラインで区分。攻撃側・守備側に分かれ、5分間の攻撃+5分間の守備をワンセットとして実施。得点エリアを明確にするためマーカーでライン分けする。
進め方
- 攻撃チームが自陣22m内からスタートし、5フェーズ以内にプレーを組み立てる
- 守備チームは通常通りディフェンスを行い、ターンオーバーやキックチェイスで対応する
- 5フェーズ終了時点でのボールの位置に応じて得点を与える(自陣22〜相手10mは4点、相手10m〜トライラインは6点、トライで10点)
- トライ獲得後は再度自陣22mからスタートし、5分間繰り返す
- 攻守交代し同様に実施する
- キックオフ・キック合戦・セットプレーからの再開も含めて良い
キーファクター
- 選手が状況に応じてキックか展開かを自分で判断できているか
- ターンオーバー後の切り替え(ディフェンスへの移行)が早いか
- キックチェイスやコンテストキックの判断が適切か
- 5フェーズ以内にどれだけ前進・陣地を取れているか
よくある失敗と修正
- とりあえずキックしてしまう→「本当に蹴るべき状況か確認してみよう!」
- 展開ばかりして自陣でリスクを冒す→「ここはリスクとリワードを考えてみよう!」
- ディフェンス時の切り替えが遅い→「ターンオーバー後すぐに守備に切り替えてみよう!」
- キックチェイスの意識が低い→「蹴ったら全員で追いかけてみよう!」
声かけ例
- 今の状況、ゲインかキックか考えてみよう!
- フェーズ数を意識して陣地を取りにいってみよう!
- リスクを取るなら根拠を持って判断してみよう!
- キックしたら全力でチェイスしてみよう!
- 得点を意識して仲間と声を掛け合ってみよう!
バリエーション
- フェーズ数を3〜7フェーズに調整して難易度を変える
- 得点配分を変えてよりリスクを取らせる設計にする
- キックオフやラインアウトからのスタートに限定して特定局面を強調する
- 人数を減らして判断のスピードを上げるバリエーションも可能
安全上の注意
- フルコンタクトのため、タックル技術の確認を事前に行う
- 広いスペースでの全力疾走が多いため、ウォームアップを十分に行う
- 疲労が蓄積しやすいので、無理な連続実施は避け適度な休憩を挟む
コーチのアドバイス
コーチは口出しを最小限にし、スコアや結果そのものをフィードバックとして活用することが重要。プレー後に『なぜその判断をしたか』を問いかけ、選手自身に振り返らせる関わり方が効果的。
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出典
この記事は次の動画を参考に、当サイトが指導者向けに再構成したものです。
チャンネル:The Big Breakdown HQ
https://www.youtube.com/watch?v=lGr0gNSHXM4

