【最初に読む】
タックルへの恐怖心は、怪我をしたハムストリングのリハビリと同じように段階的に扱うべきという考え方を紹介。いきなり強度の高い1対1を強いるのではなく、接触に慣れる最も簡単な活動から始め、少しずつ強度を上げていくことで恐怖心を克服させる指導哲学。特に過去に厳しい指導で恐怖心を植え付けられた選手や低学年の導入期に有効。
練習内容
目安:
セットアップ
特定の配置はなし。指導者は選手の現在の「耐性レベル」を見極め、そこに合った接触強度の活動を選択する。
キーファクター
- 選手が恐怖や不安なく、かつコントロールと自信を持って取り組める強度を見極める
- 接触強度を『パートナーキャリー→タグ→相撲→ポメリング→実際のタックル』のように段階的に上げる
- 選手の反応(恐怖・抵抗・回避行動)を観察し、強度を無理に上げない
- 成功体験を積ませてから次の段階に進む
よくある失敗と修正
- 恐怖心がある選手にいきなり全力の1対1タックルをさせてしまう→「まずは軽い接触遊びから始めてみよう!」
- 全員に同じ強度を要求してしまう→「その子に合った強さを一緒に見つけよう!」
- 恐怖心を精神論で片付けてしまう→「怖いのは当たり前、少しずつ慣れていこう!」
- 一度の失敗で強度を戻さない→「今日はできるところまででOK、また少しずつ進めよう!」
声かけ例
- まずは触れ合うところから始めてみよう!
- できるところまでで大丈夫だよ!
- 少しずつ強さを上げていこう!
- 怖くなくなるまで、このレベルで繰り返してみよう!
バリエーション
- パートナーキャリーやリープフロッグなど接触に慣れる遊びから導入する
- タグやスモウなど低強度の接触ゲームを挟む
- ポメリングなど中強度のゲームを経てから実際のタックル練習へ
- 大人のチームにも同じ段階的アプローチを応用する
安全上の注意
- 選手が恐怖や不安を示している段階では絶対に強度を上げない
- 接触練習は常に指導者の目の届く範囲で行う
- 選手ごとに耐性が異なることを前提に、個別に強度を調整する
- 無理な進行は心理的な恐怖をさらに強める可能性があるため慎重に判断する
コーチのアドバイス
恐怖心の克服は一律の方法ではなく、個々の選手の現在地から始めることが重要。怪我のリハビリと同じ発想で、無理のない強度設定とスモールステップの積み重ねを意識しよう。
出典
この記事は次の動画を参考に、当サイトが指導者向けに再構成したものです。
チャンネル:Learn to tackle
https://www.youtube.com/watch?v=8YjvXz9S5Ak


