【最初に読む】
低年齢層(未就学〜小学校低学年)のリッパーラグビー(タグラグビー)を指導する際の心構えをまとめた内容。技術指導そのものより、初めてラグビーに触れる子どもたちが「楽しかった、また来たい」と思えるようにするための練習設計・試合当日の運営の視点を解説している。
練習内容
目安:10人〜 / 60分 / 用具:リッパーベルト、ボール
セットアップ
特定のドリル設定はなし。練習全体を通じて「リップ(タグを取る)」「パス」「サポート」を中心に据え、毎回1つのテーマ(リップの仕方、3歩ルール、トライの取り方、順番待ちなど)を決めて指導し、最後は必ずゲーム形式で終える構成にする。
キーファクター
- 経験者コーチとしての過去のラグビー観(グリッド練習やトラック&トレーラーなど)を一旦忘れ、ゼロから教える意識を持つ
- 毎回のセッションで学ぶテーマを1つに絞る(リップ、3歩ルール、トライの取り方、順番など)
- 必ず最後にゲームで終わり、学んだことを試合の中で使わせる
- 試合前後の準備(ベルト装着・靴紐など)は保護者を巻き込みチーム感を演出する
よくある失敗と修正
- 大人目線の複雑な戦術やドリルを持ち込みすぎる → 「まずは基本のリップとパスだけに集中してみよう!」
- ゲームをやらずに練習だけで終わる → 「今日学んだことを試すために、最後はゲームをしよう!」
- 一度に多くのことを教えようとする → 「今日のテーマは1つだけに絞ってみよう!」
- 子どもの主体性を無視する → 「今日のキャプテンは誰にしようか、みんなで決めてみよう!」
声かけ例
- しっかりタグを取ってみよう!
- 取ったらすぐ仲間にパスしてみよう!
- 3歩数えてみよう!
- 楽しんでプレーしよう!
- みんなで力を合わせよう!
バリエーション
- テーマを毎週変える(リップ→3歩ルール→トライの取り方→順番待ちなど)
- 保護者を巻き込んで準備段階から参加させる
- ゲーム前のウォームアップも「リップして渡す」ことに焦点を当てる
安全上の注意
- 未就学〜低学年は体格差が大きいため、接触を伴わないリップ(タグ)のルールを徹底する
- 水分補給とハーフタイムのオレンジ休憩を必ず設ける
- 走る際の周囲確認・衝突防止のためスペースを十分に確保する
コーチのアドバイス
リッパーラグビーは技術よりもまず「楽しい体験」を作ることが最優先。1つのテーマに絞った練習と必ずゲームで終わる構成を意識し、保護者も巻き込みながらチームの一体感を育てることが、翌年以降も子どもたちが戻ってくる鍵になる。
関連する練習用具(PR)
Amazon.co.jpのアソシエイトとして、当サイトは適格販売により収入を得ています。
出典
この記事は次の動画を参考に、当サイトが指導者向けに再構成したものです。
チャンネル:Rugby Toolbox
https://www.youtube.com/watch?v=fakWRorw_Rw

