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【最初に読む】
元イングランド代表スクラムハーフのダニー・ケアが実践する、パス技術とボックスキックの基礎・応用ドリルを紹介。姿勢づくりから疲労下での正確性、キックの精度向上まで、9番を育てたい指導者に向く内容。
練習内容
目安:2人〜 / 20分 / 22mライン〜ゴールライン、ポスト周辺 / 用具:ボール、タックルダミー(マネキン)、ポストプロテクター、ストップウォッチ
この練習で使う用具:ボール、タックルダミー(マネキン)、ポストプロテクター、ストップウォッチ(PR・Amazonで確認できます)
セットアップ
・ラック想定地点にボールを置き、スクラムハーフがそこからパスを出す形を作る
・マネキンやタックルダミーを障害物として配置し、実戦的なブレイクダウンを再現
・ポスト間にポストプロテクターを置き、パス精度の的として使用
・ボックスキックは22mラインからゴールポストのクロスバーを狙う設定
進め方
- ドリル1:ボールの近くに右足を置き、左足をターゲット方向へ向けて低い姿勢を作り、腰と脚の力を使ってパスする基本技術を反復する
- ドリル2:マネキンや相手役を使った模擬ブレイクダウンから、素早く低い姿勢でボールを引き出し、スピーディにパスを供給する
- ドリル3:5mラインからデッドボールラインまで走りながら5本連続でパスし、ポストプロテクターを狙って精度と疲労耐性を鍛える。さらにタイムを計測し、プロテクターを外して難易度を上げる
- ドリル4:攻撃的キック(アタッキングキック)で、ラックサイドから弧を描くように走り、味方のランニングラインに合わせてグラバーキックやチップキックでトライチャンスを演出する
- ドリル5:ボックスキックのチャレンジ。22mラインからクロスバーを狙い、4秒程度のハングタイムでウイングがチェイスしやすい弾道を意識して蹴る
キーファクター
- パス前の姿勢:右足をボールに近づけ、腰を低く落として脚の力でボールを押し出せているか
- ブレイクダウンからの引き出しの速さと、次のラックへの移動のスムーズさ
- 疲労下でも技術(低い姿勢・足の運び)を崩さずにパスできているか
- ボックスキック時に蹴る瞬間までボールの一点を見続けられているか
- チャージを防ぐためのスペースづくりと45度の角度での踏み出し
よくある失敗と修正
- ボールを腰を曲げて拾おうとして力が逃げる→「お尻を低く、脚の力を使おう!」と声をかける
- 疲労すると姿勢が崩れ、ターゲットが狙えなくなる→「次のプレーへの一歩を意識して、低さを保とう!」
- キック時にボールではなく飛んでいく先を見てしまいミスキックになる→「蹴る瞬間までボールの一点を見てみよう!」
- ボックスキックで相手にチャージされやすい姿勢になる→「もう一歩下がってスペースを作ってみよう!」
声かけ例
- お尻をできるだけ低く落としてみよう!
- 次のラックへの移動を意識して素早く展開しよう!
- 蹴る瞬間、ボールの一点をしっかり見てみよう!
- 45度の角度でステップしてスペースを作ってみよう!
- 疲れてもフォームを崩さず丁寧にパスしよう!
バリエーション
- ポストプロテクターを外し、より小さいターゲットで精度を高める
- 疲労下パス(ドリル3)をタイム計測形式にして競争性を加える
- ボックスキックチャレンジを複数人でのトーナメント形式にする
- 攻撃的キックドリルにディフェンダーを加えて判断要素を追加する
安全上の注意
- マネキンやタックルダミーを使う際は固定し、転倒しないよう周囲のスペースを確保する
- 疲労下でのパス練習では無理なダッシュによる転倒や接触に注意し、十分な間隔を空ける
- ボックスキック練習では周囲に人がいないことを確認してから実施する
- 低い姿勢の反復動作は膝や腰への負担があるため、ウォームアップとストレッチを十分に行う
コーチのアドバイス
基本姿勢の反復に加え、疲労下での精度維持やキックの焦点の置き方など、プロの視点が細かく示されている。9番専任の選手だけでなく、全員にパスの原理を共有する教材としても使いやすい。
出典
この記事は次の動画を参考に、当サイトが指導者向けに再構成したものです。
チャンネル:The Rugby Trainer
https://www.youtube.com/watch?v=vJf0AOHzNxA
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