【最初に読む】
スクラム・ラック・モールで必要な『強い姿勢』を自宅や少人数環境で個別に鍛えられる体幹トレーニング。コンタクトの土台となる体幹の安定性と、前に進む際の姿勢維持を養う内容で、コロナ禍のような集団練習ができない状況やウォームアップ前の準備運動としても活用できる。
練習内容
目安:1人〜 / 10分 / 1畳程度のスペースがあれば実施可能 / 用具:ラグビーボール、スイスボール(あれば)
セットアップ
・床に十分なスペースを確保する
・四つ這いに近い姿勢(肩幅に足、膝90度、手は肩の真下)を基本姿勢とする
・ラグビーボールは空気を少し抜いて安定させる
・スイスボールがあれば使用(無くても可)
進め方
- 基本姿勢(肩幅スタンス、膝90度、背中フラット、肩甲骨を寄せ、お腹を引き込む)を作り30秒キープする
- その姿勢のまま体重を左右前後に移動させ、姿勢を崩さず耐える
- 片手を床から少し浮かせてキープし、戻す。慣れたら完全に前方へ伸ばして保持する
- 両手浮かせる発展として、スイスボールに前腕を乗せて姿勢を保ちながらボールを動かす
- ラグビーボール2個を使い、片方ずつ持ち上げて置く動作を左右前後で繰り返す
- 基本姿勢から腰を沈めて一歩ずつ前進する動きを行う(スクラム/ラック/モールの動きを想定)
- ボールを手で転がしながら前進、またはボールを持ち上げて置きながら前進する発展形を行う
キーファクター
- 背中がフラットに保たれているか(反り腰・猫背になっていないか)
- 肩甲骨を寄せ、お腹を引き込んだ姿勢が終始キープできているか
- 体重移動の際に姿勢が崩れず、体幹で耐えられているか
- 前進動作で一歩一歩が意図的で、バランスを崩していないか
よくある失敗と修正
- 腰が反ってしまう→「お腹を背中に引き寄せるイメージで」と声をかける
- 頭が下がりすぎる→「目線は前、首はニュートラルに」と伝える
- 前進時に歩幅が大きすぎてバランスを崩す→「小さく丁寧な一歩を意識しよう」
- ボールが不安定で転がってしまう→「ボールの空気を少し抜いて安定させよう」
声かけ例
- 背中を平らな板のようにキープしてみよう!
- お腹をぎゅっと背中に引き寄せてみよう!
- 一歩一歩、意図をもって踏み出してみよう!
- 肩甲骨を寄せて、強い姿勢を作ってみよう!
バリエーション
- 接触点を減らして片手・両手浮かせるバリエーションで難易度を上げる
- スイスボールを使ってより不安定な状況での姿勢保持に挑戦する
- ボールを2個使い、片方ずつ持ち上げる動作を加えて負荷を高める
- 前進動作にボールの上げ下ろしを組み合わせてスクラム/モールにより近づける
安全上の注意
- ラグビーボールは空気を少し抜いて転がりにくくし、怪我を防ぐ
- 床が滑りやすい場合は滑り止めマットなどを使用する
- 腰や首に痛みが出た場合はすぐに中断する
- 無理に負荷を上げず、姿勢が崩れない範囲で段階的に進める
コーチのアドバイス
個人でも道具が少なくても実施できる体幹トレーニングとして、コンタクト前の準備やオフシーズンの自主練習に最適。選手には『姿勢の質』を最優先に意識させ、回数や時間よりもフォームの正確さを評価軸にすることが重要。
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出典
この記事は次の動画を参考に、当サイトが指導者向けに再構成したものです。
チャンネル:The Big Breakdown HQ
https://www.youtube.com/watch?v=TG314oq1YVM

