【コンタクト&タックル030】チョップタックル習得法:膝を割ってシンアングルで低く沈む

コンタクト&タックル

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【最初に読む】

高身長選手や股関節が硬い選手が『低くタックルに入れない』『弾かれる』という悩みを解決するための、いわゆるチョップタックルの技術解説です。ダン・リディエイトやピーター・ステフ・デュトイも使う『シンアングル(すねの角度)』の作り方に焦点を当てています。中学生〜高校生の、基本のタックル姿勢は身についてきた選手にさらに一段階上の低さを教えたいコーチ向けです。

練習内容

目安:1人〜 / 15分 / 3m×3m程度(タックルバッグ1本分のスペース) / 用具:タックルバッグ、テープ(高さの目印用)

この練習で使う用具:タックルバッグ、テープ(高さの目印用)(PR・Amazonで確認できます)

セットアップ

・タックルバッグを1本用意
・テープでバッグに2つの高さの目印を付ける(膝上あたりを『1』、腰〜太もも高さを『2』)
・選手はバッグから1歩、慣れてきたら3歩離れた位置からスタート

進め方

  1. ウォームアップとしてニーオーバートゥランジ、スプロール→フロッグスクワット、ランジ→カーサックコンボの3種目で股関節の可動性と強さを高める
  2. コーチまたは選手自身が『1』『2』のどちらかの高さをコール
  3. 1歩離れた位置から、コールされた高さに向けて膝をつま先より前に出しながら踏み込む(シンアングルを作る)
  4. 膝を割った低い姿勢からバランスを崩さず、後ろ足→前足の順に体重を乗せてヒットスルーする
  5. ヒット後は必ずグリップ・スクイーズ・引きつけ(ラップ)を行い、足を掻き続けて押し切る
  6. 1歩の距離で安定してきたら、3歩離れた位置からステップを調整して同じ動きを行う
  7. 正対ではなくやや角度をつけたアプローチで、ハムストリングに頭を当てる位置取りを意識して繰り返す

キーファクター

  • 膝をつま先より前に出し、シンアングル(すねの角度)を作れているか
  • ヒットの瞬間に体幹が丸まらず、力強い姿勢を保てているか
  • 正面からではなくやや角度をつけて入り、脚が見える位置から入れているか
  • ヒット後にグリップ・スクイーズ・脚の掻き込みまで一連でできているか

よくある失敗と修正

  • 膝がつま先より前に出ず、腰が高いままヒットしてしまう→『膝をもっと前に出してみよう!』と声をかける
  • 正面から突っ込んで足に絡まってしまう→『少し角度をつけて入ってみよう!』
  • ヒットした瞬間に止まってしまう→『相手の後ろにもう一人いるつもりで押し切ってみよう!』
  • ヒット後にすぐ離してしまう→『掴んだらぎゅっと締めて、脚を動かし続けよう!』

声かけ例

  • 膝をつま先の前まで押し込んでみよう!
  • 低く沈んでからしっかり駆け抜けてみよう!
  • 相手の脚が見える角度から入ってみよう!
  • ヒットしたら握って締めて、離さないようにしよう!
  • 焦らずゆっくりから始めて、徐々にスピードを上げていこう!

バリエーション

  • 1歩→3歩とアプローチ距離を伸ばして難易度を上げる
  • コーチや味方が直前に高さをコールし、瞬時に判断する要素を加える
  • 静止バッグから、動く選手役に対して同じ技術を試す発展形にする
  • 低学年には無理に導入せず、正しい基本タックル姿勢が定着してから扱う

安全上の注意

  • 頭は必ず相手の体の横(ハムストリング付近)に入れ、正面衝突を避けるよう徹底する
  • バッグを支える選手は安定した姿勢で構え、不用意に動かないよう指示する
  • 低い姿勢からのヒットは首や背中に負担がかかりやすいため、フォーム確認を最優先しゆっくりした反復から始める
  • 疲労時や集中力が切れた際は無理に続けず休憩を挟む

コーチのアドバイス

チョップタックルは基本姿勢が固まってから導入する応用技術です。まずは股関節の可動性を高めるウォームアップを日常的に取り入れ、膝を割る感覚をバッグドリルで丁寧に反復させましょう。ゲームでの使いどころも合わせて選手に問いかけると理解が深まります。

出典

この記事は次の動画を参考に、当サイトが指導者向けに再構成したものです。
チャンネル:The Rugby Trainer
https://www.youtube.com/watch?v=suCLUpwbLpU

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