【タックル&ディフェンス024】タックル初心者向けのタックル導入ガイド

タックル&ディフェンス
【最初に読む】この動画のポイントを三行で!
  • ドリル動画ではないです
  • 立ち位置(ノミネート)から始まって、ボールコンテストまでの基本動作
  • どのシチュエーションでも必要になるタックルガイド

タックルの手順

  1. インサイドショルダーに立つ・・・ディフェンスライン上のどこに立つかが大事。相手のインサイドショルダー側に立って、内側、外側にステップを切られても対応できるようにする。相手の目の前でも、極端に内側でもダメ。慌てて追いかけることが無い距離として相手のインサイドショルダーを意識する。
  2. タックルに向けた前進・・・上げるスピードが速すぎれば相手の動きに対応できなくなるし、遅すぎればフットワークの良い相手にはスペースを与えることになる。だから、適度なスピードをコントロールすることが大事で、そのためにはチョップフット(新しい言葉!パドリングとか小ステップのことですね)を刻むのが良い。そして更に大事なことはヒップスクエア(左右に対応できるよう相手に正対する)であること。ハンズアップして脇を締めて準備開始。
  3. 高さを調整・・・腰と膝を蝶番のようにして低い姿勢をとり、相手に近づくにつれ徐々に低い姿勢を取ること。その間も足は常に動かすこと。
  4. 相手の腹から太もも付近にコンタクトする。相手に極力近づいて足を踏み込む。自分の右に走る選手は右肩で、その逆は左肩でヒットする。逆ヘッドにならないことが大事で、そのために小学生世代には自分のほっぺと相手のお尻のほっぺが密着できているかを確認ポイントとする。
  5. アームラップする・・・多くのランナーはタックルを外そうと足をポンピングするのでしっかりと腰付近にパンチングしてヒットした後に、しっかりと腕を巻き付ける必要がある。テコの原理で、状態を押し、足を引くと簡単に相手のバランスを崩すことができる。
  6. フォロースルーを取る・・・100%の力で相手に対して向かうこと。動画では触れてないが、足を動かし続けることが大事です。
  7. 最後にその場からすぐにどけること・・・残っているとペナルティにつながるのですぐにロールアウェイし、ディフェンスラインに再度参加すること。ジャッカルしても良い。

陥りやすいミス

  • 突進/ダイビング・・・カッコ良く見えるけど、足が止まったり至近距離まで近づかないと、アタッカーがハンドオフするのは想像以上に簡単。飛び込まない!足を常に動かし近づく!
  • 両足立ち・・・トイレの便座に座るように両足を揃えて立っていること、後ろ荷重はNG。相手の動きについていけなくなります。
  • 頭を早く下げてしまう・・・頭を下げたり、低い姿勢を取るのが早すぎると相手の動きに対応ができません。出来るだけ相手に近い位置で沈み込むことが大事。
  • 高くいく・・・重心が高いとハンドオフで逃れられやすい。
  • 100%じゃない・・・100%でいく必要があります。100%じゃないとケガにつながる。

コーチのポイント

  • 第一は安全のため、そして次に効果的であることが大事
  • タックルをする目的を明確に理解させること(相手をケガさせることや倒すことではない。真の目的理解)
  • 今のラグビーの戦術としては全員が立っていることが重要なので、それを意識しタックルの考え方の落とし込みをすることが大事
  • タックルは根性ではなくて技術であることを再認識
  • ドリルの前に毎回一連の流れをリマインドさせることが大事

人数

2人~

時間

20分

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